9/17/2011

ワーキングママ

仕事を休んでいるせいかテレビを見る時間が増えたこの頃。しかも9月になって新しいドラマが続々始まりました。先日試しに見てみたのが Up All Night。内容は、今まで二人だけの気ままな生活を楽しんでいた夫婦に赤ちゃんが生まれ、お世話と仕事、友人付き合いなどの両立に奮闘するというコメディー。しかも妻が外で仕事、夫は在宅というどこかで聞いたような話...主役の二人のてんてこ舞い振りも共感するけど、実は最近のベビーシッター事情とかもちゃんとリサーチされているらしい。他にも父親にも産後の鬱は起こるとか、女性のほうが睡眠不足になりやすい、あと男性も父親になるとホルモンに変化がでて、特に子供と接すれば接するほどテストステロンという男性ホルモンが減少して、男性特有の闘争心がなくなって優しくなる、などなど。そう言えばうちのジョンさんもエリオット君が泣いてると胸が痛くなると言っていた。ま、ドラマの二人は都会に一軒家持ってるなんて羨ましい設定で、今どきその歳でそこまでのパーティーぶりもあんまり説得力無いけど、夜8時からだから来週も見てみようかな。
自分に子供ができて意識し過ぎなのかも知れないけど、最近、働くママの話題が多いような気がする。ハリウッドでは相変わらず子供よく生まれるしね。サラ・ジェシカ・パーカー主演のI Don’t Know How She Does It もその一つ。二人の子供と失業中の建築家の夫をもつ妻の、仕事、母親、妻、そして一人の女性としての忙しい日々をコミカルに描く小説をもとに映画化したもの。個人的には人は人、私は私というタイプなのでこういう映画にはあんまし興味ないけど、多分売れるね。アメリカだけじゃなくきっと日本でも子供生んでも働き続ける女性って増えてきているし。離婚率が高くなって出生率は下がってる、女性が自立して男性との対等さに敏感になっている今の社会、そういう女性を賞賛するような話が売れても不思議はない。でもその社会現象の理由の一つには母親も仕事に出なきゃ生活できないっていう現実の厳しさというものがあるのではないかと…そりゃ、子供が大きくなるまで家にいれれば子供にも、そして母親にも良いのだろうし。中には逆に仕事に戻りたくないけど戻らなきゃいならないお母さんたちも多いはず。うーん、女性の自立よりも共働きしなきゃ子供が生めない(共働きでも苦しい!)そんな不便な社会を題材にした話でもあればいいのに。
なんて長々書きました...でも来週から仕事に戻ることを考えただけで、目の前にいるエリオット君がもう恋しい。ママがいない間、パパはちゃんと遊んでくれるかなぁ。体も脳もいっぱい発達してくるこの時期、とても心配だ。

9/14/2011

Tummy Tub

うちのバスルームはシャワーとトイレがひとつになったホテルみたいな造り。そんな浅いバスタブに無理に横になっても風邪を引きそうなのでいつもはシャワーのみ。ここでは日本のお風呂のような洗い場なんてとても贅沢なもの。そんなアメリカ、人種にもよると思うけど、子供と一緒にお風呂に入るのはちょっと変。ジョンさんの家族が日本に来たときも、お風呂には少し抵抗があったみたいだったし、特に温泉とかね。普段からシャワーのみってこともあるのだろうけど、バスタイムはとってもプライベートな時間。早くから自分ひとりでシャワーを浴びれるようにするらしい。親子が一緒に入るという考えはここでは全くないみたい。別にシャワー中に絆を深めなくてもいいんだろうね。私なんかは親とも兄妹ともよく入ったので逆に一人でお風呂に入るのはつまらないけど。でもこのままだとエリオット君もアメリカ風に育ってしまう!そんなの寂しいならば赤ちゃんの頃から湯船につかる気持ちよさを学ばせねばと思って使ってます、タミータブ。ドイツ製のバケツ型赤ちゃん用お風呂。お風呂に入る姿勢がお腹の中にいたときと似ているので安心するとか。大きさは赤ちゃんがすっぽりおさまる程度なのでこの中で体を洗うのはちょっと難しい。あまり機能的ではありません。それでも横に寝かして使う、よくあるベビーバスなんかよりもよっぽどお風呂らしいので私もお気に入り。頭と体を洗ってもらった後、仕上げはタミータブでアヒル君と絆を深めます。
お風呂気持ちいいねぇ。
日本に帰ったらきっとみんなが
エリオット君と一緒に入りたがるよ!


9/12/2011

10年前

今日のサンフランシスコは珍しく小雨が降ったりやんだり。テレビでは1日中 NFL と9・11のメモリアルサービス。あれから10年。ニュースを聞いたのは札幌の地下道を歩いていた時だったような。大通りのアパートに帰ってジョンさんと一晩中テレビを見てたのを覚えている。
月日が経つのはあっというまで、その後、何度も引越しを繰り返したはずなのに、札幌のアパートなんて...つい最近の話のよう。そう感じるのは、変わったのは環境だけで、私たち自身があまり変わっていないからかも知れない。それでも10年後にはアメリカにいて、しかも私たちの間にはエリオット君がいるなんて、あの時の私たちには想像もつかなかった。今からまた10年、あっというまに過ぎていくのかな。その時、私たちはいい加減ちゃんとした大人になっているかしら?エリオット君はどんな子に成長してるのだろう?そんなふうにして黙っていても、勝手に時間は進んで未来はやってくるから不思議だ。そしてどこかでまた今日のように、ものすごい速さで過ぎ去っていった過去を何事もなかったかのように振り返れる時が来る。でもきっと、それはとても幸せなことなんだと思う。

昼間起きている時間が多くなったエリオット君、最近、手足をよく動かすようになったのでベビージムを購入。今回は機能性よりもデザインで選んでしまった。IKEAのこれ↓かわいすぎ。

もちろんボルターも遊んでいいよ!

沢山遊んでおりこうさんに育ってね。

9/06/2011

Labor Day Weekend

9月になりここベイエリアも朝晩は肌寒く感じるようになりました。夏に生まれたエリオット君の洋服は足の無い半袖ロンパースばかり。そろそろ長袖、長ズボンを用意しようとOld Navyへ行くと... 忘れてました、今日はレイバーデイ・ウィークエンド。世間は3連休です。ホリデーセールが大好きなアメリカ人はこの週末ももちろんいたるところで大セール。70%オフとかあたりまえ。なので駐車場はどこも混みこみ、いつもより人が沢山出ています。それでも出かけた甲斐がありました、NFLダラス・カウボーイの長袖ロンパースとズボン3着でなんと合計たったの$6.24!レジでお姉さんに「It's a steal!」と褒められ(?)ました。ほんとありえません。
モールの帰りに最近できたハンバーガー屋さんへ行くとやっぱりここも満席、30分待ち。カーシートに入った赤ちゃんも頑張って並んでいたけどうちは諦めてとなりのT.G.I.Friday'sへ。ここは運良く5分待ちで入れました。半分バーになっているT.G.I.Friday'sは音がうるさいせいかエリオット君はずっと眠ったいい子ちゃんでした。
お腹もいっぱいになり駐車場へ戻る途中、後ろからおばさんが...「この子ハーフジャパニーズ?」と。振り返ると日本語で「名前は?」とっさに「エリオット君」と答えると、「かわいいね。」なぜか流暢な日本語を話すそのおばさん、日本に娘がいるそう。孫の名前は「ザイオン君とサラちゃん。」アメリカ人のおばさんが、自分の孫を君、ちゃんづけで呼ぶのを聞いてびっくり。再来週会えると楽しみにしてました。おばさんが愛情込めて孫たちをそう呼ぶのが目に浮かびます。
自分の上司でさえ下の名前で呼び捨てしたりする英語に比べると、こうして赤ちゃんにもちゃんと心配りのできる日本語ってとてもやさしい言葉だなとつくづく感心しました。
親ばかな私たちはおばさんと一緒に「エリオットくーん、かわいーねー。」...本人はぐっすり寝てたけどね。

もうすぐ秋。お帽子かぶってどこ行こう?

9/03/2011

ハンドリガード

最近のお気に入りはパンダ君。机の隅に座っているパンダ君に話しかけたり笑いかけたり。


2ヶ月が過ぎ、宙に伸ばした自分のこぶしを不思議そうにじっと見つめるようなりました。ハンドリガードという行為だそうです。これは赤ちゃんがまず自分の手に気づき、次にそれが動くことに気づき、さらにそれが動くときに感覚があることに気づくという成長過程の始まりだそうです。そのうちその感覚と手の動きの関係を認識して自分で自分の体を動かすことが出来ることを学ぶそうです。
体重が順調に増えたり、こうした成長のサインが見られるとほっとします。その反面、日に日に大きくなり、色々学び始めるエリオット君が、もう私のお腹の中にいたあの赤ちゃんとは別なものの気がしてちょっと悲しくなります。10ヶ月間も私と一心同体だった赤ちゃんが今では名前を持ち、独立して一人の人間として成長していくことが楽しみなのに、おかしいけど寂しかったり。だから泣き出したエリオット君が抱っこして静かになったり、薄目を開けて私がいるのを確認しながら眠ったりするのを見ると、やっぱり必要とされている喜びみたいなものを感じるのか、胸がつーんとしてきます。
エリオット君の伸ばしたこぶし、その先には何があるのかな?